【まちのつながりを創出する庭と園芸のチカラ】
- 医療と介護と福祉でつながる会@つくば
- 1月24日
- 読了時間: 1分
今回は、常総市にて自宅の庭をまちのにわとして、さまざまなイベントを開催するいばらき園芸療法研究会代表の毛利ユカさんがゲスト。
人のココロと体のために、自然や農園芸活動を用いる園芸療法。その毛利さんの実践例を紹介いただきました。認知症の方との庭でのバーベキュー(ゆずり葉くらぶ)では、花を摘んで机を飾る人、栗のいがを剝く人、芋や野菜を収穫する人、材料を切る人、火の番をする人などなど、各々が庭でやりたいことを見つけ、役割を見出し、主体的に動き、大活躍。そこには認知症かどうかは傍目にはわかりません。自然のなかで、ココロが動き、カラダが動く。もともとの生活のなかにあった農園芸が蘇り、その人を動かします。そして、充実した笑顔。子どもたちが集まれば、おもちゃも遊具もない庭で、草や木を使って、自ら遊びを見つけ出します。自分の頭と体をつかって何かを生み出す体験は、自己肯定感を高めるでしょう。限られた時間のホスピスにいる患者さんには、話や単発の作業を通して、心のなかの庭を開き、作業で通じたものは家族へのケアにつながります。
そんな毛利さんの温かい庭のように、会場もほっくり温かい場になりました。
たくさんの方に参加いただき、みなさま、ありがとうございました。

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